「微博weiboは死んだ、wechatだ!」←コレについて


微博weiboは死んだか?

 

 

 

ウェイボロゴ

2011,2年頃から日本でも微博weiboマーケティングが始まり、2012年頃には日本の地方自治体のアカウント開設もピークを迎え、日本でも中国プロモーションの新チャネルとして新聞雑誌等でも取り上げられ始めたと記憶しています。そして、2012-13年頃から中国版Lineとも言われる微信wechatの爆発的なユーザーの伸びに伴い、微信wechatを活用したプロモーションが注目され、2013年5月には岐阜県がwechatアカウントを開設しました。

この流れの中で「微博weiboは死んだ、wechatだ!」とまでは言わないせよ、wechatが気になり始めている日本企業の対中プロモーション担当者さんが多いようです。

日本企業の微博weiboマーケティングの最前線にいらっしゃる、FindJapan株式会社副社長である卢八味氏の中国語でのインタビューの中で微博weiboと微信wechatについて詳しく説明している記事があります。中華SNS二大巨頭の時代をどう捉えるか、とても勉強になったので日本語化しました。
※インタビューは中国のオンライン外国語教育機関”沪江网”が実施した2014年のものです。

findjapan

 

两微时代,谁主沉浮

二つの【微】時代。マイクロ(微)世界の栄枯盛衰。

如今微信用户数量暴增,使用率也越来越高,有人发出了“微信将取代微博”的声音,卢八味却不以为然:“网民都有跟风的习惯,一个好的产品出现,大家会迅速使用它,微博的发展就是如此。当另一个好的产品出现的时候,人们会迅速转移注意力,用新的产品来代替旧的产品,这样是不理性的。”

昨今のWECHATユーザー数の激増、アクティブユーザー率の上昇を背景に、WECHATがウェイボをリプレイスするという声も挙がっている。だが、卢八味氏はそうだとは思わない。”ネットユーザーは、流行を追いがちだ。新しいサービスが出てくるとまずすぐに利用する、ウェイボーの発展はまさにこの通りだ。そして別のサービスが出てくると、既存サービスへの注意力が新サービスへと移り、新サービスで既存サービスをリプレイスすると考える。これは賢明であるとは言えない。”

产品是提供服务的,微博实现的是信息的快速传播,大面积传播,企业或者个人通过微博可以与粉丝真诚沟通,从而帮助企业或者个人扩大知名度。微信则不鼓励这样,虽然使用微信的人越来越多,但是这和微博是一样的过程,终将慢慢找到一种平衡。而微信的价值是朋友圈,受众是自己的朋友,一些不熟悉的人通过各种方式进入到自己的朋友圈,信息的共享就会受到约束,因为有些信息是不希望被外人看到的。企业做微博也好,做微信也好,都要静下心来,与粉丝真诚沟通,了解消费者在想什么才是最重要的,自欺欺人是得不到好结果的。

微博が実現したのは、迅速な情報の伝播、広範囲への情報の拡散、企業、個人微博を通してのフォロワーとの真摯なコミュニケーションであり、それによって企業、個人の知名度上昇に貢献することができたのだ。WECHATの場合はこれを推奨しているわけではない。現在WECHATはユーザー増加の一途にあるが、ウェイボーと同じプロセスを経て、WECHATとウェイボーのバランス、ある種の均衡を徐々に見出しつつある。

WECHATの価値は【朋友圈】(タイムライン)であり、オーディエンスとなるのは自分の友人である。しかし、様々な経路から知り合いレベルの知人が【朋友圈】(タイムライン)に流入する。気心の知れた友人以外には見られたくないこともあるため、(ウェイボーとは異なり)情報の共有には種々の制限が加わることとなる。企業としては、ウェイボーを運用するもよし、WECHATを運用するもよしである。しかし、冷静になってフォロワーと誠実に向き合い、双方向のコミュニケーションをとり、消費者の考えを知ることこそが最も重要だ。朱子学の創始者である朱子の言うように、”人を欺き、また自らをも欺く”ようでは期待するような結果は得られないだろう。

卢八味认为,两种新媒体都是对传统媒体的补充,可以从不同角度展现事实,最重要的是,它们更快。

卢八味氏は、この二つの新興メディア「ウェイボー」「WECHAT」は既存のメディア(レガシーメディア)を補強するものであると考える。これらは事実を別の角度からありのままに伝えることができ、そして何よりスピーディーである。

学会使用微博,连学习都是简单的

ウェイボーを使いこなせば、勉強も簡単である。

在微博上,我们总喜欢关注很多喜欢的人或者企业,不过,大家应该有体会,很多被关注的人似乎总看不到他们的消息,当然并不是他们没有使用微博,只是因为更新太快,有些消息一带而过。卢八味建议,按照自己的需求把关注对象分组,例如分成新闻组、客户组、同事组、私人组,自己做什么行业订阅什么内容,如果能学会和关注的人进行交流,就更好不过了。学习的时候更是这样,微博平台是自由的,沟通的体验使得学习更有乐趣。

ウェイボーでは、何百何千というユーザー、企業アカウントをフォローすることが常である。ウェイボーユーザーのみなさんは経験則からお分かりかもしれないが、フォローされた人の多くは、コメント、いいねといったお知らせを見ていないかのようである。無論ウェイボーを使用していないわけではないのだが、更新速度が早すぎるため情報が埋もれてしまうのだ。卢八味氏は、自分の必要に応じたフォローのグループ分けをおススメしている。例えば、ニュースグループ・顧客グループ・同僚グループ・プライベートグループ等、そして自分がどの業界にてどのようなコンテンツをサブスクライブするか、もしフォローしている人とメッセージのやり取り等のコミュニケーションがとれたら、まさに言うことなしである。何かを学ぶときもこれと同様だ。ウェイボーのプラットフォームは自由な空間であり、コミュニケーションの体験が学びの醍醐味を味あわせてくれる。

在采访中,卢八味始终强调,微博不是广告平台,也不是推广平台,而是一个可以互动的平台,用来实现信息资源的共享。站在这样一个角度,企业应该静下心来做内容,和粉丝互动,不要一味做广告。微博的价值在于倾听,从微博中听到行业的消息,听到国家政策,听到竞争对手的消息,甚至听到潜在用户想什么,基于这样的一种特性,在微博上做学习课程也是不错的。互联网的出现打破了时间和空间的限定,每个人都可以选择在自己喜欢的时间出现在网络上,找找自己喜欢的内容,听听感兴趣的课程,而课程固定在网络上,什么时间看它都会存在。如果你有自己的专长,例如懂得瑜伽,或者懂得烹饪,懂得日语,当然可以做成视频,甚至是图片教程,放到网上,使网络学习简单而又有效率。当资源得到共享,学习便是一件轻松的事情。

インタビューの中で、卢八味氏が終始強調していたのは、微博は広告プラットフォームでもなく、プロモーションプラットフォームでもない、相互コミュニケーションプラットフォームであり、情報資源の共有のためのものであるということだ。このような角度から考えてみると、企業としてはひたすら広告を創るのではなく、一旦冷静になってコンテンツの作成、フォロワーとのコミュニケーションをとるべきである。ウェイボーの価値は、情報を取得することにある。ウェイボーから業界の情報、国家政策、競合の動向、ひいては潜在顧客のニーズ。ウェイボーのこれらの特徴から考えると、ウェイボー上で授業を行うこともとてもよいだろう。インターネットの出現によって、時間と空間の制約がなくなり、自分が好きな時に好きなコンテンツを探し、興味があるレッスンを受講できるようになった。授業はインターネット上にあり、何時見てもそこに存在する。自分がもし何か、例えばヨガ、料理、日本語か何か、特技や専門知識があるのならば、もちろん動画講座を作ってみてもよし、イメージ画像でのレッスンを作成しインターネット上に載せてもよい、オンライン学習は簡単で効率的だ。そしてこれが学習コンテンツとなり共有される。学ぶことはもうお手軽になっているのだ。

 

ここまで記事内容
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これらの中国二大SNSについては機能的にも立ち位置的にも異なるので、微信wechatの台頭による微信wechatの過大評価、微博weiboの過小評価も次世代SNSの出現により解消されていくかと思います。CIC発表:中国ソーシャルメディア業界構造2015 の2015年中国ソーシャルの最新6大トレンドの中でも微博weiboについての言及もありました。若者のfacebook離れ、今はsnapchatだ!等の刺激的な記事も一理ありますが、それらは既存のサービス完全にリプレイスしうるものではないでしょう。wechatも2012-2013年初旬には公众账号の開封率は60-80%ほどありましたが、今ではアカウントの増加や企業アカウントフォルダで分類等の仕様変更の影響で初期ラッシュは既に終了しています。

私も2011年から微博weibo、2012年から微信wechatのアカウント(個人アカウントと企業アカウントは異なる)を専門的に運用してきましたが、ソーシャルメディアマーケティングとはいえその根本はマーケティングであり、各SNSの小手先の運用テクニックだけではこれからのメディアには対応できません。

ソーシャルで何が変わったか?

  1. 拡散性
  2. リアルタイム性
  3. コミュニケーション性
  4. レコメンド性
  5. ログの蓄積
既存のマーケティングにこれらのソーシャル特有の要素を組み合わせていくことで、効果的にプロモーションが可能です。5.ログの蓄積に関しては、下記の通り観光庁もこのビッグデータの解析に動き始めているようです。

日本の○と× 訪日客の本音、SNS解析で丸裸に
【2015/06/26日経】
2015年度はSNSのデータ解析を本格化する。1000万円の予算を用意し、解析対象のSNSを中国ウェイボ(微博)に拡大する。



以上、アジアビジネスなう!
アジアが待ってる!

 



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