【中国語サイト制作の常識】中国サーバー契約


シリーズ:【中国語サイト制作の常識】

  1. 中国ドメイン取得
  2. 中国サーバー契約
  3. 中国ICPライセンスとは
  4. 中国ソーシャルプラグイン対応
  5. 中国動画サイト埋め込み

ここでは基本的に、これから中国進出したい、でも中国進出コンサル、中国ウェブサイト制作会社に100万はきつい、という方向けに、日本にいながら、費用を抑えて自力で設定していく上での経験について書いていきます。

中国サーバー


中国サーバー契約

・中国サーバーか香港サーバーか?
・中国人のVPN利用での日本サイト閲覧
・AWS中国リージョンは使えるか?
・中国レンタルサーバーおすすめ

中国サーバーか香港サーバーか?

そもそもなんで中国にサーバー置きたいんだっけ?

サーバーが中国国外にある場合
サイト表示速度が遅い!


香港でもいいらしいじゃん、中国でしょ?

→香港も遅い!
大陸中国か、香港かで異なります。香港の場合、ICP申請も必要ありませんが、大陸中国のネット規制管理下ではないので、やはりり香港でも遅いです。ちなみに、香港の場合は、日本でレンタルサーバーを契約するのとほぼ同じです。

やはりサイト表示スピードが極端に遅いというのは致命的です。


実際に、各種の調査や研究の結果、わずかな表示速度の差であっても、ユーザーの行動にはその影響が現れてくることが指摘されている。Amazonの調査では、ページの表示速度が0.1秒遅くなると、売り上げが1%低下することが明らかになった。Googleからは、ページの反応が0.5秒遅くなるとアクセス数が20%低下すると発表されている。さらに米Aberdeen Groupの2008年の調査では、スピードが1秒遅くなるとページビューが11%、コンバージョンが7%、顧客満足度が16%低下することが報告されている。
from: Web担当者Forum

中国滞在中に日本のサイト表示に何十秒もかかった経験がみなさんあるかと思います。感覚値ではなく具体的に何秒違うの?という方は、実際にサイト表示速度計測ツールを利用すると、中国でのサイト表示速度がわかります。日本、中国、その他の国と比べて見るとどれくらい実際に遅くなっているかわかります。

日本語:サイト表示速度分析
英語:page speed insight
中国語:网页速度分析

 上記のキーワードでググるとサイト表示速度計測ツールが出てきます。

中国人のVPN利用での日本サイト閲覧

VPN使えば見れるじゃん。
中国行った時、現地中国人も使ってたよ!

→結局中国サーバーが最適

VPNとは?
VPNに関しては、有料・無料を問わず利用者は一定数いますが、中国進出するということはおそらく中国人のマス層を狙いに行くということかと思います。VPNの利用といえば、facebookをチェックするため?youtubeを見るため?これらのサービスに関しても微博weibo、优酷youku,土豆tudou等ローカルのサービスがあるため、中国国内のウェブ生態系の中で全て完結しています。そして、VPN利用者はいわば特殊層。中国国内のウェブ生態系で完結しているものから出て、海外のサイトを閲覧するという行動は、ウェブ全体の行動からするとかなり特殊な行動だといえるでしょう。わざわざVPN設定して見るか?を考えると、ターゲットである中国大陸のユーザーに最適化して中国サーバーという選択がよいかと思います。


 

AWS中国リージョンは使えるか?

AWS中国あるらしいけど、使えないの?

→あるにはあるけど、中国だけ違う
→やろうとしたけど、コンプライアンス的に諦めた。
AWSとは?


中国(北京)リージョンの限定プレビューは 2014 年前半に公開されました。中国に顧客がいる、中国を拠点とする企業と多国籍企業の中から選ばれたグループが、北京リージョンの使用を始めるように現在招待されています。中国での AWS リソースの使用を希望するお客様は、世界共通の AWS アカウントとは別の、独立した認証情報セットである亚马逊 AWS アカウントを作成する必要があります。亚马逊 AWS アカウントを持つお客様だけが、AWS 中国(北京)リージョンで運用されているリソースを使用できるようになります。限定プレビュー参加をご希望のお客様は、www.amazonaws.cn でアカウントをリクエストしてください。

AWS中国リージョンについて(日本語)
AWS中国リージョン申請リンク(中国語)

上記のアマゾン中国のリンクから、限定公開の申請をしましたが、連絡が来ることもなく、アマゾン中国に電話で問い合わせて駄々をこねてみましたが、中国国内にある法人かつそれなりの規模がある企業から限定的に試している段階とのことで、アマゾン中国オフィシャルから限定公開のうちにアカウントが発行してもらえそうにありませんでした。

大体、こういう時は裏道があるものです。

中国サーバーAWS中国リージョン

C2Cのショッピングサイト淘宝(たおばお)にAWS中国リージョンのアカウントを売買している人がいましたが、連絡を取ると基本的にマスター管理者の権限ではなく、その下の管理アカウントの権限でサーバー設置ということになるため、それって危ないよね。。。ということになりAWSは断念しました。費用的には1000円からということだったので、会社としてサイト閉鎖リスクがある中で試すのではなく、個人的にテストするのはありかなと思いました。

 

 

中国レンタルサーバーおすすめ

で、中国レンタルサーバーのおすすめは?

阿里云(aliyun)


私はここ使ってます。アリババ傘下のサーバーサービスです。ちなみに前回【中国語サイト制作の常識】中国ドメイン取得で紹介した万网もこの系列のサービスです。

中国サーバー

 

尚、日本在住の日本人が中国サーバーを借りようとすると、100パーセント決済でつまずきます!というのも、ロリポップやサクラインターネットでレンタルする場合、クレジットカード決済でOKですが、中国のオンライン決済事情が少し特殊で、決済の仕方が

・中国国内発行の銀行カード
・支付宝(アリペイ)
・その他(拉卡拉等)

といった超ローカルな決済方法のみでクレジット決済を受け付けてなかったりします。クレジットカード(信用卡)に関しても中国国内発行のカード(内卡)のみ利用可能で、日本で発行したクレジットカード(国际信用卡)は利用できないケースがほとんどです。デビットカード文化圏で、かつ電子マネーのアリペイが一般的に利用されているため、日本からの決済がきつい。

中国で発行した中国銀行カードの場合、オンライン決済の際に中国の携帯で認証コード入力が必要ですが、日本から中国の携帯でSMSを受信できないので、この方法は不可能。支付宝(アリペイ)の場合、中国駐在のビザの入境照明番号で個人認証がないと年間決済金額に上限がつく等の制限はありますが、私はアリペイから支払いをしています。チャージ金額がなくなると、中国の友人経由でチャージ、もしくは”友達に払ってもらう”という機能もあるので、決済に関しては支付宝(アリペイ)の利用一択かと思います。

サーバーは借りられますが、決済に関連するアカウント開設、銀行口座開設とアカウント連携、中国人身分証番号問題等があるので、ここを完全に自力で行うのは中国語ができて、かつ中国IT最新情報に常にキャッチアップしておかないといけないのでかなり大変です。ここは中国人に聞いても”できるよ!”となりますが、そもそも中国のサービスは中国人向けに作られているので、我々日本人が登録しようとすると、制度的に登録ができず、カスタマーセンターに問い合わせても、お手上げというパターンが多々あります。アカウントと名義を貸してくれる信頼できる中国人パートナーがいるとベストですが、将来的にも中国ビジネスに関わるということであれば、自分でやってしまうのもありかと思います。

中国ビジネスコミュニティの笑い話として、”日本人同士で結婚すると中国ビジネスに本気じゃない説”があります。これはまさに、こういうところでの名義や中国人身分証、そして各種申請の際に配偶者の血縁関係、人脈が有用であるということを表しています。(私の解釈では)

 

アジアビジネスなう!
国際結婚するかは置いといて、中国サーバー契約に関しては以上です!




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