中国人はやっぱりマナーが悪かった?~よくある日本人大学生の中国体験記に対する中国の新聞のツッコミ~


 


大学生の夏休みもそろそろ終わり、後期授業が始まる時期になりました。

 

BBQ・海水浴・花火・浴衣

是非飲み会でも開いて、夏の思い出について語らいたいものです。

 

皆様の中には長期休暇を利用して海外旅行に行った方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。今回は、中国で買った新聞に載っていた、“日本人大学生の海外旅行とステレオタイプ”について翻訳・編集し紹介したいと思います。

 

 

日本の大学生は夏休みを利用して、海外旅行に出かけ見識を深める学生が多いようです。実際に多くを学ぶことができるようで、海外旅行を通しての経験や感想等を聞くことがありますが、どうやら“中国体験記”に関してはほとんど同じ内容であるという不思議な現象が起こっているようです。

 

日本人大学生の典型的な中国体験記

①    日本ブランドの偽物いっぱい見つけた!

上海の某市場のスーパーで日本の讃岐うどんが讃〇(立支)うどんとして登録され発売されていた。キモイドラえもんがいた。



②    中国人は何でも食べる

町中で鳥の爪、豚足、豚のしっぽ、豚の血を固めたもの等、驚くべきものがたくさん並んでいる。


③    中国人はマナーが悪くうるさい

公共の場所で大声で話し、列に並ばず、衛生的ではない

 

 

実はこれらの情報は、耳にタコができるほど日本のメディアで報じられており、
日本人にとっての中国・中国人のイメージの大部分を占めるものではないでしょうか?

 

 

中国に来たばかりの日本人に

“中国人は猿の脳みそを食べるのか?”と聞かれた。

 

こういった質問をする日本人の思考の一部分は、常識の確認作業つまり、

“脳みそ食べるんでしょ?”

“食べます”

という回答を期待したものであるようです。

 

確かに中国人のマナーが悪い部分があったりしますが、日本人が広大な中国に身を置いて、少しも良いイメージを与えることはできないのでしょうか?

 

ある学者の研究によると、日本メディアの中国に対する描写は、中国の一部分を切り取ったものであり、自国の価値観から他国の事柄を断定する傾向があります。

こうした一部の情報から形成された先入観から、異文化体験旅行のはずが、“ステレオタイプ確認旅行”になっているのではないでしょうか。

 

 

この後、実は続きがあって、日本のメディア批判が始まるわけですが、

そこはカットでここまでとします。

いろいろ突っ込みどころはあると思いますが、

まとめると先入観が邪魔をして中国が見えてない、ということでしょう。

 

 

それでは、私の中国生活を通して、先入観を排して見た中国について少し紹介します。

 

道路横断

中国で道路を横断するとき、赤・青信号を問わず車に注意しなければなりません。

横断歩道がない場所では、数車線の大きな道路を渡るという日本ではなかなかできない経験ができます。ここで中国人の運転は雑、交通マナーが悪い等の意見が出てきます。しかし、なんとここにも暗黙の了解がありました。

道路を渡るときはまず向かってくる車の運転手と目を合わせます。すると運転手に減速・車線変更等何らかの変化があります。歩き始めたスピードのまま維持し、運転手にその先の行動が予測できるようにすることで、カオスと形容されがちな中国の交通の中で横断を完了することができます。暗黙の了解、まさに目はモノを言う。カオスの中に調和を見出すことができます

 

電車内での通話

電車内での通話は日本では白い眼で見られることになりますね。なぜならそれがルールだからで、それを守らないとマナー違反になります。公共の交通機関内では静かにしていることが良しとされています。

ところ変わって中国。

中国では電車・バス問わず自由に大声で電話をします。嫌な顔をされたり注意されたりすることもありません。自由なのです。それがマナーではないため、誰も不快な思いをせずに車内で電話を掛けることができます。車内で誰かが電話を掛けるマナー違反に対するストレスは感じないというわけです。

 

もうすこしディープな中国を知りたくなったという方、

是非先入観を取っ払って、中国関連の良書を読み、子供の様になんにでも興味を持ち、THE現地を様々な視点から分析してみてください!

 

加藤嘉一さんという、中国でかなり有名な日本人がいます。

この方が書いた本は、よくある日本優位に立った中国批判書や、中国脅威論等とは違い、現地での生活をもとに書かれた共感できる内容で読みやすいものが多くおススメです。

 

 




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