如何に中国政府要人と近づくか?JPモルガンの例


 

中国要人子女採用巡りJPモルガンを調査

http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM1800E_Y3A810C1FF8000/

日本経済新聞 2013/8/18 19:32

 

中国ビジネスにおいて、人脈が大事というのは、
地方政府、行政機関への許認可申請において特に顕著です。

 

日々の業務レベルで考えても、
例えば、電話やメールで末端の人員に問い合わせの場合、
そもそも相手にされず、中国得意のたらいまわしというパターンが多いのですが、
大学の同級生ツナガリ、有力者
、インフルエンサーの陳さん王さん張さんからの紹介があるだけで、
いままでの対応が嘘のように、優遇されるということが多々あります。

 

〇〇省政府幹部のある人の名詞を出すだけで、
水戸黄門の印籠のように周りの態度が一変したり、
免罪符の役割を発揮したりする経験は、中国ビジネス界隈ではかなりよく聞く商習慣アルアルになっているようです。

 

今回の一件に関しては、
日本でも同じように銀行の頭取の子女が採用の場面で優遇されるのと同じようなビジネス上の側面があるのに加えて、
新卒で企業に入社したとしても、
中国国内であれば就職ランキングトップの会計士事務所でさえ5000元から10000元ほど(6-12万円)であるため、
父母によってきずかれた財産による高水準の生活を維持することはできないといった背景もあるのではないでしょうか?

 

握手

これらを象徴する中国の流行語として、有力者の子女を意味する【富二代】、【官二代】という言葉があります。

【富二代】(フーアルダイ)
1億元(12億円)以上の親の資産を相続し、親の築いた財産で何の苦労もせずに生活する子女。
中国の格差の象徴としてSNS上で攻撃の対象になることもある。

【官二代】(グアンアルダイ)
親の特権を利用して交通事故違反をもみ消したり(我爸是李刚事件)、
大学への裏口入学をしたり、就職する、中国政府、党幹部の子女。

 

今回の事件に関しては、調査機関が米証券取引委員会(SEC)の贈収賄対策部門ということで、
アメリカ側からメスが入ったようです。
採用とコンプライアンスに関して言えば、
インドの外資系企業が、カースト上位の学生を優先的に採用するといった人種差別容認があったりと、
現地慣習と、コンプライアンスの対立があり、
われわれ日本企業を含めた外資系企業にとって、海外コンプライアンス問題は頭が痛い問題となっているようです。




 


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