日本に勝ったアル、でも村上春樹読むアル!~ノーベル文学賞から見る日中~


本の虫の皆さん、村上春樹は読みましたか?
中国の書店で翻訳版が大量に並んでいたり、
中国人と話していて知っている日本人として名前が挙がったりと、
中国でも高い知名度を誇ります。
ノルウェーの森は、タイのミニシアターで上映されているのを見たことがあります。
莫言氏ノーベル文学賞受賞!
莫言って誰?
村上春樹じゃないの?
というところではないでしょうか。
莫言氏のノーベル平和賞受賞が報道され、
日中関係が冷え込む中で、
村上VS莫の構図で日本と中国をとらえ、
中国の勝利としてとらえるものもあるようです。
また、莫氏の有名作である『紅高粱』は、
運命に翻弄された二人が、愛を育み、幸せが訪れたところで日本軍がやってくるという作品で、
その点も日本と結び付けて語られる要因の一つになっているようです。
コチラが映画化されたものです。
こういう映画はとても難しいので、当時の時代状況やナショナリズムの発展等、
リテラシーをもって視聴したいものです。
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キーワード:【幻想的リアリズム】
日常にあるものと日常にないものと融合した芸術表現技巧
中国ではこれまで、今回の受賞を除いて3名がノーベル賞を受賞しています。

ノーベル平和賞
1989年 ダライラマ14世
2010年 劉暁波

ノーベル文学賞
2000年 高行健 (中国語で執筆、フランスに亡命)

これらのすべてが反乱分子であるとして認められていません。

ゆえに今夏の受賞は、胸を張って言えるノーベル賞受賞であったと言えます。
ここで、よく言われる、中国籍として初のといった文言を追加してしまうと、
以前の受賞が想起されるためNGというわけです。

ノーベル賞の文学賞と平和賞は政治利用の側面もあり、
その他のノーベル賞とは性質が異なるという指摘もあるようです。

文学は時代を反映するものとはいえ、
特定の国家の興隆を示すものであるのか、
スウェーデン、財団の意図。。。
文学と政治の結びつきを強く感じた今回のノーベル賞受賞発表でした。
ちなみに、賞金の9300万円については、

新華社”賞金どうするアルか?”

莫”北京でおっきなマンション買うアル、でも北京だと9300万円でも120㎡ぐらいしか買えないアル。”

 

というやりとりが盛り上がっています。

やはり、持家(マンション)至上主義の中国ではノーベル賞の賞金もマンションに溶けていきます。

それにしても、不動産バブルは恐ろしいもので、
もはや一般市民はどこに住めばいいのか、
結婚時に持家が条件とされる中国の若者たちは大変です。
ノーベル賞をとっても一生安泰というわけではなさそうですね。

 

宿題:映画見るアル。IQ84読むアル。

 




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