チャイナカットか、弁髪か。いや日系美容院に行くアル。


皆さんは日本以外で髪を切ったことはありますか?

中国で髪を切った友人は、中国人と間違われるようになり、香港で髪を切った友人は香港人のアイデンティティを獲得し、タイで髪を切った友人は周りからタイっぽいねとしか声をかけられず、、、在外日本人にとって海外の理髪経験は異文化需要の上での通過儀礼となってきました。

 

さて、今回のテーマは中国の日系美容院。
私の担当の美容師さんが、中国でのヘアショー等に関わっている方で、
上海の美容師さんと、サロンのオーナーさんを紹介して頂き、
実際に9月 6日に上海の店舗にお邪魔して、取材させていただきました。
美容・アパレル業界でも中国をはじめとしたアジアへの進出が進み、様々なビジネス誌で成功企業例がとりあげられています。
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実際日系の美容院ってどうなの?(ビジネス的に)

今回はローカルな視点から掘り下げてみたいと思います。

 

シャレオツな皆様のなかには、中国に来て困ることの一つとして、

このジャパンのサロンでカットしたイケイケなヘアスタイル、チャイナでもオールウェイズ、イケイケでいたいぜ。というように、美容院問題を抱える方もいらっしゃることでしょう。そこで、今ホットなのが日系美容院。

上海や北京と言った大都市を中心に、日本人スタイリストが在籍するヘアサロンが続々オープンしています。

 

留学生、駐在員問わず、日本式の美容院に慣れ親しんだのちにチャイナカットに挑戦するのはなかなか難易度が高いように思います。

 

 “髪が好きだから”

流行のファッションに身を包んだ、ピンクの頭の17歳のスタイリストがそう言うなら、任せてみたくもなります。しかし、中国には美容師免許もないため、技術面の不安はもちろん、仕上がりのイメージ共有の難しさ等、なかなか決断できないのもうなずけます。

中国の都市部在住の日本人は日系のサロンに行くことができますが、その他の二級都市に在住の方は、チャイナカットに挑戦するか、ロン毛の道を歩むことになりそうです。



 

では、中国の大学生はどういったところで髪を切っているのでしょうか?
日本では、ちょっとシャレオツな東京在住大学生だと、カットで5,000円ぐらいが一般的な相場でしょう。
中国に留学していた時の私のリサーチによると、中国人大学生が行く美容院の相場は約30-80元(400-1000円程度)のようです。青空カットなるものも町で普通に見かけます。

中国で平均を割り出すのは果たして意味があるのか、格差社会の中で平均はあまり意味をなさないように思いますが、私の周りの中国人学生は800元―1800元(1-2万円ちょっと)ほどを一か月の生活費としていました。

 

 

物価リスト2012年【参考】

・水(2元)25円

・ビール(3.5元)50円

・大学食道一食(5元)75円

・大学付近のローカル食堂ショーロンポー(8元)100円

・大学付近のローカル食堂チャーハン(13元)175円

・ビリヤード一時間(15元)185円

・偽物CDアルバム(10元)125円

・たばこ(4元)50円

 

さて、話は戻って日系美容院。

日系美容院の相場は250元~(3000円ちょっと)が相場のようです。
中国の金銭感覚が身についてしまうと、パッとはでない金額です。
それにパーマ、カラーとなると一か月分の生活費がぶっ飛ぶイメージです。

 

現段階では、日系の美容院のメインターゲットは駐在員をはじめとした日本人+一握りの富裕層となっています。富裕層では、シャンプー×ブローに頻繁に通うようなリッチマンもいるそうです。

日系のファッションやメイクが一定程度の人気を誇っているのは明らかですが、それも今では欧米系、韓流と同じく一つの分類であるだけで、日本と聞いただけで中国人が飛びついてくると考えるのは、クールジャパン思想の弊害といえるでしょう。

 

いかに、顧客を獲得するか。日系ヘアサロンの場合、ファミリーマートやセブンイレブン、日本料理店で配布されている日本関連のフリーペーパーに広告出稿するところが多く、今後の集客の課題である中国人を対象とした微博集客も段階的に始まっているようで、チャイナビジネスに携わるビジネスマンの間では、

“微博ってどうなの?”

というのがあいさつになりつつあるようです。

これは、日本のマーケティングや採用の領域でfacebookってどうなの?という、ソー活やSNSトークがされるように、広い範囲で話題に上がっているようです。

 

 

我的コメント↓

 

郷に入っては郷に従え。

入郷随俗。

When in Rome do as the Romans do.

という言葉がありますが、美容やファッションは大きく言えば自分のアイデンティティに関わる、こだわりが重視される領域だと思います。世界中で、日常がいつでもどこでも得られる現代において、この領域だけが追い付いていないようです。

中国のファッション美容に関しては、シティボーイ、シティーガールという画一的なファッションが広く受け入れられている段階なので、今後の外見における自己表現の多様化が期待されます。

その中で、日系の要素がどれだけ浸透させることができるかという点を、日本企業の戦略と日本に関係のない一般的な中国人の二つの視点から見ていきたいと思います。

 

 

三行まとめ

・日系美容院がキテル!

・中国人顧客どうやったら獲得できるかな?

・ここでもやはり微博につながった☆




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