これ解説するアル→外国企業のコンテンツ配信禁止


中国政府「外国企業のコンテンツ配信禁止するアル!」という話題がtwitterのホットエントリに入っていたので、オリジナルの中国語を見ながら実務周りのお話をしていきます。一旦、中国向けインバウンドサイト等を想定して説明していきます。
中国外国企業コンテンツ

中国資本の国内企業と提携すれば、コンテンツ配信を行うことができるが、その場合は事前に政府当局の認可を得る必要があり、サーバーやストレージシステムを中国本土に置くことが求められる。

外国企業のコンテンツ配信禁止
→これは完全に言葉足らず。
 

3行まとめ!外国企業のコンテンツ配信禁止

・政府→インターネット出版サービス許可証とれ!

・もともとサーバーは中国国内、問題は出版か否か

・WEBは結果としてICPと同じく選択的に実施する感じになると思う

中国語オリジナルはこちら↓
网络出版服务管理规定
インターネット出版サービス許可証
 
ウェブサイトは登録制(義務)。インターネット上でのウェブサイトの運営にはもともとICP取得が義務、(この段階でサーバーは中国)で、コンテンツ配信(範囲が不明確)にはインターネット出版サービス許可証の取得が義務付けられます。
そもそも、中国にサーバー置かずに中国向けのメディア事業しようなんてというところですが→(中国サーバーじゃないと中国からのページ表示時間がかなり遅い、ICP未取得による閉鎖リスク)。外国のサイト(サーバーが中国国外)であっても、中国からのアクセスが一定数集まってた段階でもし中国当局として不都合な内容があればこのウェブサイトはICPを取得していません、情報管理局に連絡してICP取得してくださいという表示が全画面に出て、サイトが見れなくなります。

そもそものICP制度と出版にあたるか否か

出版か否かの境目が今後中国国内企業で違反事例がでるので、まずはそのラインを見る必要があります。海外企業で出版扱いの場合は、先にICPの問題として情報部にブロックというのが、違反を食らった場合の対応になるかと思います。※アプリだと、3/10までに対応していない場合はストアから削除の対応です。ICPを先にとっておけば、一旦ここのハードル上げておける。とはいえ、中国進出していない企業がここまで対応するのは酷。
 

“出版か否かの境目”これが自媒体(オウンドメディア)としてはチェックポイント。SNSでの投稿、ウェブサイトでの情報発信がこの”コンテンツ配信”原文では”出版”にあたるかどうか。出版は許可証が必要だが、コンテンツ配信はOK?。この辺のライン引きを曖昧にして、選択的に都合が悪いところを取り締まるイメージ。出版=コンテンツ配信となると、SNS上での書き込みやブログ等も全滅するので、それは現実的ではないかと思います。個人に対しては、微信公众号(wechat official)Line@に対して身分証番号を登録時に入力させ、運営責任者を明確にするようにな形で、実名化、責任者の明確化の認証を武器に実質的な締め出しが進むかと思います。
 
海外メディア(ロイター,ブルームバーグetc)あたりの中国向けニュース配信が一層困難になるという点については、①中国向けのニュース配信は中国サーバーでICP取得して行っている(既存の中国対応としては完璧)②中国国外サーバーから配信している。上記の2点のどちらかによっても対応が変わります。①②共通して言えるのは、このニュース配信が出版にあたるのか、これによって「インターネット出版サービス許可証」が必要になります。
 
  • A:【中国サーバー/ICP有】→出版扱い
  • →→→インターネット出版サービス許可証が必要
  • B:【中国サーバー/ICP有】→非出版扱い
  • →→→問題なし
  • C:【海外サーバー/ICP無】→出版扱い
  • →→→インターネット出版サービス許可証/ICPが必要
  • D:【海外サーバー/ICP無】→非出版扱い
  • →→→ICP違反でブロックの可能性有
まず、Cに対してのICP違反口実での取り締まり後、Aに移る形かと思います。
中国向けサービスは、【中国サーバー/ICP有】←この状態にしておかないとブロックされる可能性があります。ここまでの対応は今までと変わらないので、一旦ここまで把握した上で、出版扱いになった場合の対応を検討する必要があります。
 

これ、中国進出してるゲーム会社死ぬ感じ?

App StoreとGoogle Playの場合・・・
ゲームを開発して”出版”する前に、
①サーバーの所在する省/自治区/直轄市の出版行政主管部門に申請を提出
→※中国サーバー限定
②申請が通ったら、国家新聞出版広電総局で審査。
→やっぱりだめ!リスク
 
Steamの場合
そもそもユーザーの大部分がVPNを使って利用している?
中国進出の壁は高くなり、VPN利用が加速する。
 
多言語オウンドメディア、中国インバウンド、メディア周辺の方向けで、一般的なウェブサイトを中心に紹介してきましたが、出版と電子書籍、アプリ、ゲーム周りのガチコンテンツ周りはやった事ないので、具体的な実務の部分はわかりません。日本の版権で中国でゲームアプリやってるところとか影響と対応が気になるある( ・┏Д┓・)b
以上アジアビジネスなう!
世界はふたつに分かれる、中国とその他の国。
独自の生態系を持った中国を捨てるか、食い込むか、各社対応が分かれるアル( ・┏Д┓・)b


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