中国ソーシャルメディア業界図2013【日本語版】【2013年4月2日CIC公表】


大家好。

みなさんお久しぶりです。
大学卒業、引っ越し等でばたばたしており、
なかなかアジア情報をアウトプットできていませんでした。


 

というわけで、
今回は2013年4月2日に発表された最新の中国ソーシャルメディア事情を一気にご紹介します☆
日本語翻訳版はおそらくこの記事が世界最速だと思います。たぶんw

 

三行まとめ
・モバイルキテル!
・微信(wechat)の企業活用に注目!
・海外サービスと比較せよ(米)

 

 

CICレポートによると2013年の注目ポイントは4点

「モバイル対応ソーシャル(移动社交)」
「写真共有(图片共享)」
「ソーシャルテレビ」
「ソーシャル検索」
この中ではモバイル領域の変化が特に顕著ですね。
経済発展段階にある国家において、
インターネット接続を可能にしたのは廉価なスマートフォンを始めとした移動端末だと言われています。

この点からアジアでのサービス展開においてはモバイル対応が急務になるといわれています。
モバイル対応という点では、欧米のレポートを見る限り、言及されてはいるものの、
認識のずれがあるように感じます。
日本においても、モバイル対応の趨勢は顕著ですね。

 

スマートフォン(智能手机)の普及やソーシャルメディアといった、
情報通信産業領域においては【leapfrog phenomenon】
 リープフロッグ現象(カエル跳び現象)
つまり、最初から先端技術を導入し、スピードよく一気に先進国を追い越してしまうことです。

 

例)ちょっと前まで電話はあまりなかった→固定電話加入を経由せず携帯電話→スマホ 普及率高

leap :飛び跳ねる/飛び越える  ピョンピョン
frog :カエル
phenomenon : 現象    ちなみに複数形はphenomena 

 

カエル跳び現象、あるんじゃないでしょうか。

 

 

 

それでは以下、CICレポートの日本語翻訳版です。

あまり時間がなかったので、
微博上でフォロワーに翻訳依頼をかけ、日本語翻訳修正という形で、
爆速で仕上げましたので、日本語チェック不足があるかと思います。
その点はあしからず。 


 

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2013年4月2日「CIC中国ソーシャルメディア業界図2013」を正式的に発表した。

2008年「CIC中国ソーシャルメディア業界図」第一版発表以来、
企業のソーシャルメディアによる効果の最大化及び分析を5年間にわたって牽引してきた。
過去数年間、このソーシャルメディア業界図は業界関係者、マスコミ、CCTV(中国中央電視台)に広く引用された。

中国のソーシャルメディアは急速に発展している。
2012年、企業内SNS、ソーシャルEコマース、写真共有などの新興ソーシャルメディアプラットフォームの台頭、
そして、モバイル対応ソーシャルメディアの出現は既存のソーシャルメディア業界に変革をもたらし、
すでにあなどれない勢力となりつつある。
過去一年間の中国ソーシャルメディア業界の発展を総括し、
ここに正式に「CIC中国マスコミ社会化構図·2013」を発表する。



 

 

2013年の業界図の主要分類は2012年の業界図の形式を引き継ぎ、

中国ソーシャルメディアプラットフォームを「コアネットワーク」、「付加価値-派生ネットワーク」、
「基礎ネットワーク」、「新興/ニッチネットワーク」の四種に大別する。
これは各ソーシャルメディアプラットフォームの業態の成熟度及びプラットフォーム間の機能依存に基づいたカテゴリー分類である。
今回の報告では特定のプラットフォームをカテゴリー分類上、多少の調整を加えた。
これらの2013年度の調整のうち、最も顕著な変化として、
元来「新興/ニッチネットワーク」に分類されていたモバイル対応ソーシャルメディアを「コアネットワーク」のカテゴリーへ再編成した点が挙げられる。
その他、新たなカテゴリーとして、ソーシャル検索、写真共有、ソーシャルテレビ等のカテゴリーを新設した。

 

  • 基礎ファンクションネットワーク
基礎ファンクションネットワークとは、他のプラットフォ―ムやネットユーザーに向けの基礎的な機能を提供するサービスである。
2013年においては、すでに定着しているオンライン問い合わせ、知識袋、ブログ、ファイル共有といった基本サービスの他、
位置情報サービスLBSも基本サービスに組み込まれた。
近年の目まぐるしい変化によって、LBS(位置情報サービス)も微博やSNS、消費者レビューと同様に利用されている。

 
  • コアネットワーク
コアネットワークとはネットユーザーの滞在時間の大部分を占める、比較的独立したプラットフォームである。
例えば、微博、SNS、動画視聴サイト、モバイル対応サイト等が挙げられる。企業の広報担当、ブランディング担当はコアネットワークこそが命である。


人気ウェブプラットフォ―ムの共通点と相違点の分析にあたって、以下の特徴が抽出された。
動画ウェブサイトは使用者の人数と時間の長さにおいては、微博やその他SNSに比べ優位を占めている。
ところが、頻度においては、微博のほうが優位を占めている。
また使用者の年齢において腾讯微博と人人網はほぼ変わらないが、新浪微博のユーザはこれに比べて平均年齢が少し高い。
企業、ブランドは各プラットフォ―ムの特徴、性質を把握した上で、自社にあったプラットフォーム上でのマーケティングが必要である。

その他、特筆に値するものとして、モバイル向けソーシャルアプリが挙げられる。
これまで、新興、ニッチネットワークとして分類していたが、2012年の大流行を機にコアネットワークへと再分類することとなった。
微信(wechat)を例に挙げると、微信は2013年一月までにユーザー数が三億人を突破した。
プラットフォーム上にユーザーを囲ったことで、新たなマーケティングチャンスが生まれ、
これらのモバイル向けソーシャルアプリを活用し、消費者と双方向型コミュニケーションを図る企業も多く現われた。
例えば、南方航空の新サービスである微信での搭乗手続き、
招商銀行による微信での銀行通帳のクレジットカード情報を確認することができるサービス等、その他多くの活用事例が存在する。
2013年には、モバイルに対応したソーシャルマーケティングはブランディングにおいてより重要な位置を占めるであろう。

 
  • 付加価値-派生型ネットワーク
付加価値-派生型ネットワークとは、機能がセンターネットワーク及びにその他のネットワークに依存した比較的新しいプラットホームである。
2012年はソーシャルEコマースは驚異的発展を遂げた。
ソーシャルEコマースの代表例として、「美麗説」と「蘑菇街(キノコの街)」の二者は相当数のユーザーを獲得した。
スマートフォン等移動端末用アプリの導入によって、ほかの電信社交会社と協力しながら、より優れたユーザー体験の提供に努めた。
例えば、「美麗説」は「微信」と協力したことで、ユーザーが「微信」のプラットホームで「美麗説」のリンク設定が可能になり、
また「美麗説」を通してウェブページを「微信」の友人や「微信」のフレンドグループや「腾讯」ウェイボーなどにシェアすることも可能となった。
既存のEコマースウェブサイトの一部もSNSを導入を開始した。
Eコマース最大手の淘宝がSNSプラットホーム「-顽兔社区」を発表したものが特徴的である。
「付加価値-派生型ネットワーク」という類別では、既存のソーシャルEコマース・ソーシャルコンテンツ蓄積・ソーシャルゲーム以外に、
ソーシャル検索という新興プラットホームが加わった。
ソーシャル検索はソーシャルメディアプラットホームに基づき、
ソーシャルネットワークを通して今までの検索にソーシャル要素を取り入れることにより、
キーワード検索と複雑なソーシャルネットワークで検索行為をより豊かにしていくであろう。

 
  • 新興・ニッチネットワーク
独立した機能を有した、特定かつニッチなターゲットに向けた新興プラットホーム。
オンライントラベル、簡易ブログ、出会い系SNS、ビジネスSNS、起業SNS、写真共有、ソーシャルTV等のサービスが挙げられる。
新興・ニッチネットワークのカテゴリーでは、新たに二種類のプラットホームが加わった。
一つはスマートフォン等の移動端末向けの写真共有、もう一つはソーシャルテレビである。
写真共有プラットフォームは海外で爆発的な成長を遂げたInstagramの影響で中国国内の同サービスが発展したと考えられる。
中国国内の特筆すべきプラットホームとして「図釘(LBS位置情報サービス(Location Based Services)」
及び視覚+聴覚に基づいたよりユニークな「啪啪」(papa)などが挙げられる。
ソーシャルテレビも垂直型ソーシャル領域の新しいプラットホームとなった。
中国では、ソーシャルテレビは二種類に大別される。
一つ目がシナ・ウェイボー(新浪微博)のプラットホームに基づいたソーシャルテレビ(例)“微电视”、
もう一つは凤凰新メディアが発表したソーシャルテレビアプリで(例)微士通といった、
テレビの放送内容に元図いて成り立ったディスカッショングループである。
しかし、結局のところ二者に共通する本質的な部分は「テレビ内容+即時的コミュニケーション」である。
その他、ソーシャル人材採用はビジネスソーシャルのもう一つの分類として発展を遂げている。
この領域においては大学内新卒採用の「大街网」等が挙げられる。
国情及びユーザー特性の相違により、中国ではソーシャルメディアの事情が国外とは異なる。
2013年中国メディアプラットホームは、モバイル化、ビジネス化、プラットホーム化、プライベート化、サービス化、
そして視覚、聴覚の重視という趨勢の元、急速に発展し続けている。
中国においても、多くの開発者や研究者の協力により、今後ソーシャルメディア構造の様々な発展形態が生まれるであろう。

中国でのソーシャルメディアプラットホームの発展に常に着目してはおりますが、
発表した各バージョンの図表に異議のあるところや手落ちなどのミスがまだ多少残っていることもあります。
同業者の皆様とより深く討議しながら「中国ソーシャルメディア業界図2013」をよりよいものにできれば幸いです。
(ご意見がございましたら、こちらのメールアドレスを通じて、作者までご連絡ください
sophia.yang@cicdata.com もしくはミニブログでこちらのアカウントにメッセージをお送り下さいCIC 官微@seeisee)

 

「中国ソーシャルメディア業界図」の推移

2008年CICが第一版の「中国ソーシャルメディア業界図」作成し始めてから5年が経過した。
私たち最初は国外有名のソーシャルメディアマーケティングの専門家Brian Solisが作ったconversation prismに啓発され、
中国国内独特のソーシャルメディア環境と結合し、現在に至るものである。


2008年〜2009年第一版:インスタントメッセージ、フォーラム、ブログ、動画サイトが主流で、
独立したミニブログはわずかな割合しか占めていなかった。
 


2010年第二版:LBS、SNS、ポータルサイトのミニブログ、グルーポン系サービスのサイトが誕生



 

2011年第三版:ミニブログ、ビジネス系SNSが出現。レポート中図表デザインを改善した。


 

2012第四版:業界発展態勢と各プラットホーム間のファンクション・依存関係によって、
中国国内のソーシャルメディアを「コアネットワーク」、「派生ネットワーク」、「基礎ファンクションネットワーク」、「新興・ニッチネットワーク」
の四つのカテゴリーに分け、「モバイル・フレキシブルSNS」、「プライベートSNS」、「企業SNS」を加えた他、
さらにジャンルを「ソーシャルEコマース」、「オンラインツアーアレンジメント」、「お見合い、友達探し」と細別した。



2013年第五版:ソーシャル検索、ソーシャルテレビ、写真共有という内容を追加し、
「モバイルSNS」を「コアネットワーク」に、「位置情報サービス」を「基礎ファンクションネットワーク」に再編。


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情報ソース:

中国語版: CIC中国社会化媒体格局图2013
英語版: CIC China Social Media Landscape 2013

中国語版と英語版では内容が若干異なりますが、
日本語版では情報を統合し翻訳しました。

 

私個人としての注目領域は、
①人材×ソーシャル領域 ビジネスネットワーク  ソーシャルリクルーティング
サービス例: 大街网、微人脉
→アジア人材の流動化
http://www.dajie.com/

②画像×音声領域 音声ツイートサービス
サービス例: PaPa
http://papa.me/
→言語学習に最適

③E-コマース×ソーシャル領域 
淘宝网
http://www.taobao.com/
蘑菇街
http://www.mogujie.com/

そしてインフラ化する微博といったところでしょうか。

SNS領域では手段が目的化しやすいですが、
KPI、効果測定を管理することで、
新たな領域で果実を享受することが可能です。

 

アジアのイヨタのアジアビジネスなう
今日はここまで。

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次回は
【中国とはこれでツナガレ!2013年注目中国ソーシャルアプリ5選】
を紹介するアルヨ。

 

โชคดี

 

 



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